キャンパーの中には、焚き火をやめることを選ぶ人もいます。
それにはどんな理由があるのでしょうか?特に、焚き火が苦手な人やすでに焚き火をやめた人にとっては共感できる内容かもしれません。
この記事では、私自身の経験をもとに、焚き火をやめた理由と焚き火の代わりにできること、また焚き火の煙を減らすための工夫などをまとめてみました。
キャンプで焚き火をやめる7つの理由
焚き火をやめる理由は人それぞれですが、よく聞く理由を7つ挙げてみました。
■火起こしが苦手
■焚き火の後片付けが面倒
■焚き火をしていると他のことに時間が取られる
■キャンプ道具を減らしたい
■小さな子供がいるから
■焚き火の魅力が感じられない
焚き火の煙の臭いがつくのが嫌
多くの人が焚き火をやめる理由の一つに、煙の臭いが衣服や髪につくことがあります。
焚き火をしている時はそれほど気にならないものの、家に帰ってからも臭いが残るというのは、意外と億劫に感じるものです。
火起こしや薪割りが苦手
特にキャンプ初心者にとって、火起こしの技術や薪割りのコツはハードルが高いです。
うまく火がつかない、薪が割れないといった経験は、焚き火を諦める大きな理由になります。
焚き火の後片付けが面倒
焚き火が終わった後の片付けも大変です。
炭や灰を適切に処理しなければならず、焚き火台の掃除や保管も手間がかかります。そのため、面倒を感じて焚き火をしないという選択をする人も少なくありません。
焚き火をしていると他のことに時間が取られる
焚き火の時間が長引くと、キャンプでお風呂に入る時間がなくなることがあります。
夕食後すぐに焚き火を楽しみたくなる時間帯と、お風呂に入りたい時間が重なるため、どちらも満足に楽しむのが難しくなることがあります。
特に、キャンプ場内にシャワー設備がなく、近くの公衆浴場や温泉まで距離がある場合、移動にも時間がかかります。
さらに、キャンプ場に設けられた焚き火終了時間や駐車場の門限などがあり、両方を楽しむためには計画的なスケジュール管理が求められます。
キャンプ道具を減らしたい
装備を減らしたいと思うのはよくわかります。
キャンプで使う道具は非常に多く、家から車への積み込みや降ろしも大変です。特に家族キャンプなどで荷物が多くなりがちな状況や、車の積載スペースが限られている場合は、荷物を減らすことに一層の工夫が求められます。
小さな子供がいるから
小さな子どもがいる家庭では、特に焚き火のリスクが懸念されます。
1歳から3歳くらいの子どもは自由に歩き回るため、焚き火に近づかせないよう、親としては特に注意が必要です。子どもがもう少し大きくなり、焚き火がどういうものであるかについて理解できるようになるまでは、焚き火を避ける選択も考える価値があります。
焚き火の魅力が感じられない
暑い季節にキャンプをすると、焚き火の熱さだけが際立ってしまい、魅力を感じにくいかもしれません。
30度を超える夜でも焚き火をすると、その暑さが増すだけで快適とは言えないでしょう。そのため、暑い時期には焚き火をしないという選択も一つの方法です。一方で、寒い時期のキャンプでは、焚き火が心地よい暖かさを提供してくれます。
焚き火を楽しむためのおすすめの対策
焚き火が好きだけど、何らかの理由で焚き火を断念してしまう方へ、焚き火を諦めずに楽しむための対策をご紹介します。
■焚き火の煙を減らす工夫
■ 焚き火の臭いを消す方法
■火がつきやすい材料を使用する
■火起こしを簡単にする器具の活用
■お風呂に入らずに清潔感を保つ方法
焚き火の煙を減らす工夫
焚き火の煙や臭いが原因で焚き火を避ける方は多いです。煙が少なくなるような焚き方や材料の選択が効果的です。
焚き火に使う薪を広葉樹にすると煙の量を減らすことができます。
焚き火の臭いを消す方法
焚き火の後の臭いが気になる方は、消臭スプレーや特定の洗剤を使用して臭いを取り除く方法を試してみてください。これにより、焚き火後も快適に過ごせます。
火がつきやすい材料を使用する
火起こしに苦労している方は、燃えやすい材料を使ってみましょう。市販の着火剤や、天然の材料如し松ぼっくりや麻紐などがおすすめです。これらは火をつけやすく、火の広がりも良いです。
火起こしを簡単にする器具の活用
火起こしに自信がない方には、火起こし器の使用をお勧めします。これを使用すると、簡単に火を起こすことができ、焚き火の準備が格段に楽になります。
お風呂に入らずに清潔感を保つ方法
お風呂に入る時間がない場合でも、清潔感を保つ方法はあります。洗顔シートや汗拭きシート、ドライシャンプーを使うことで、お風呂に入った後のような清潔感を得ることができます。
焚き火をしない理由について考えてみよう
キャンプの醍醐味と言えば、焚き火が思い浮かぶかもしれませんが、実は焚き火をしない選択をすることも全然アリです。
焚き火の煙やにおいが得意でない人もいれば、環境や状況によっては焚き火ができないこともあるのです。火をつけるのが難しい、あるいはうまくいかないといった理由で断念する方も少なくありません。
そんな時は、キャンプで焚き火が必須だとする考えを柔軟にし、焚き火をしない選択肢も積極的に考慮することが大切です。
焚き火をやめる7つの理由とその代替案のまとめ
焚き火を控える理由は人によって様々です。焚き火を強要したり、焚き火をしない選択を責めるのは避けるべきです。
他人のキャンプスタイルに対して否定的な態度をとるのは良くないことです。
しかし、焚き火をしたいと思いながらも何らかの理由で諦めざるを得ない方へ向けては、焚き火を諦めないための対策を提案します。特に、焚き火の煙やにおいを減らすための方法は効果的で、この対策を試す価値は大いにあると思います。