暑い季節のキャンプは虫の多さが気になる方が多いのではないでしょうか。虫が苦手な方でも楽しめるキャンプをするためには、虫の少ない時期や場所を選ぶことが重要です。
この記事では、虫が少ない季節を選んでキャンプを楽しむ方法と、効果的な虫除け対策を紹介します。長年キャンプを楽しんでいる私が、虫との遭遇を減らすためのポイントを説明します。
キャンプ場で虫が少ない時期は?適切な月はいつ?
虫の活動が少なくなるのは主に冬の季節です。しかし、秋の終わりから春の始まり(10月~3月)も虫は比較的少ないです。
夏は虫が最も活発になるため、虫が苦手な方にとっては避けたい季節かもしれません。一方、冬には蛾など一部の虫が見られることもあるため、完全に虫がいない時期は存在しませんが、秋や冬は過ごしやすいでしょう。
虫が苦手な方のキャンプを楽しむための3つのポイント
虫を避けてキャンプを楽しむためのポイントを3つ紹介します。
2. 虫が少ないキャンプ場を選ぶ
3. 清潔なトイレ設備のキャンプ場を選ぶ
これらのポイントを意識することで、虫との遭遇をぐっと減らすことが可能です。
虫が少ない季節にキャンプに行く
虫が少ない時期にキャンプを計画するのが最も効果的です。特に10月から3月の間は虫の活動が落ち着いています。
虫が少ない季節にキャンプをする場合、夏よりも寒いため、防寒対策が必要になります。防寒具や暖房器具の準備は少々大変かもしれませんが、快適に過ごすためには欠かせません。
初心者は特に、夏のキャンプに比べて道具が多くなる秋や春のキャンプから始めることをおすすめします。これにより、寒さへの対策やキャンプの準備に慣れることができます。
虫の少ないキャンプ場の選び方
虫が苦手な方にとって、虫の少ないキャンプ場を選ぶことは非常に重要です。虫が活動的でない寒い時期にキャンプをするのが理想的ですが、初心者にとってはその時期が寒すぎることがあります。
そのため、春や夏でも快適に過ごせる虫の少ないキャンプ場を選ぶことがポイントです。特におすすめのキャンプ場は次の3つです。
2. 海辺のキャンプ場
3. 砂利のキャンプ場
標高が高い場所では、夏でも気温が低く虫の活動が抑えられます。また、海辺や砂利の地面のキャンプ場では、虫が住みにくい環境であるため、虫が格段に少ないです。
一方で、虫が多いキャンプ場も把握しておくと良いでしょう。
2.芝生が多いキャンプ場
3.水辺の近くのキャンプ場
これらの場所は虫が生息しやすく、特に水辺は蚊やブヨなどが卵を産む場所として好まれますので、避けることをおすすめします。
トイレの清潔なキャンプ場を選ぶ
虫が苦手な方にとって、トイレは特に気になる場所です。多くのキャンプ場のトイレは野外にあり、清掃が行き届いていないことが少なくありません。このため、トイレ内に虫が大量に存在することがあります。
トイレの手洗い場や男性トイレだけでなく、個室にも虫が侵入していることが多いです。
そのため、トイレが清潔で室内にあるキャンプ場や、キャンプサイトから近い位置に管理棟があるキャンプ場を選ぶことが虫が苦手な方にはおすすめです。
キャンプ時の効果的な虫除け対策7選
キャンプで虫を完全に避けるのは難しいですが、少しでも快適に過ごすための虫除け対策を紹介します。適切な時期や場所を選んでも、やはり虫は避けられない存在です。以下の対策を取り入れ、虫の少ないキャンプを目指しましょう。
1. **虫取り線香を使用する**
2. **虫除けスプレーを活用する**
3. **ハッカ油スプレーの使用**
4. **おにやんま模型を設置する**
5. **長袖・長ズボンを着用する**
6. **ランタンの位置を工夫する**
7. **香水や整髪料の使用を控える**
これらの対策を講じることで、キャンプをより快適に楽しむことが可能です。それぞれのアイテムも効果的に使い、虫に悩まされることなく自然を楽しみましょう。
それぞれの使い方をみていきましょう。
虫取り線香の活用
キャンプ地では普段見かけるよりも大きな蚊が生息しており、これを避けるためには虫取り線香が非常に役立ちます。
特に夏場のキャンプには、これらの線香を忘れずに携帯することが大切です。虫取り線香は蚊だけでなく、ハエやアブなど他の虫にも効果を発揮するので、広範囲の虫よけとしても活躍します。
虫除けスプレーの使用
また、キャンプ場での定番対策として虫除けスプレーの使用を推奨します。
特に体を取り巻く蚊に非常に効果的であるため、虫が多い時期には必携のアイテムです。このスプレーを使えば、蚊が活動する環境でも快適に過ごすことが可能になります。
ハッカベースの自然派虫除けスプレーの利用
暑い季節のキャンプでは、虫除け対策が必須です。特に化学成分を避けたい方には、ハッカの香りがする自然派のハッカ油スプレーがおすすめです。このスプレーは全成分が天然由来で、肌に優しいため女性にも人気があります。
キャンプ場だけでなく、家庭でのゴキブリ対策にも一役買い、網戸や隙間にシュッと一吹きするだけで防虫効果が期待できます。
おにやんま模型の活用
特にアブや蜂を遠ざけたいときに役立つのが、オニヤンマの模型を利用する方法です。この模型はオニヤンマに似せて作られ、天敵の存在を模倣して虫を寄せ付けません。キャンプのテントやテーブルに吊り下げることが一般的で、服や帽子に付けることもできます。
夜間のランタン周りにも効果的で、複数用意しておくと良いでしょう。
長袖と長ズボンでカバー
虫刺されを防ぐためにも、キャンプ中は長袖と長ズボンを着用し、肌の露出を最小限に抑えましょう。特にスズメバチのように特定の色に反応する虫もいるので、黒色の服は避けた方が無難です。
ランタンの賢い配置
キャンプの夜は、ランタンの光に虫が集まりがちです。そのため、ランタンをテントから遠ざけて配置し、テントやテーブル周りは控えめな光で照らすことが大切です。
テント内のランタンは特に必要な時だけ点灯させ、無用の虫の侵入を防ぎます。
香り付き製品の使用控えめに
自然の中では、香水や整髪料のような人工的な香りが虫を引き寄せる原因になります。キャンプ時はこれらの使用を控え、代わりにハッカ油スプレーなど自然派の虫除けを活用しましょう。
まとめ:適切な対策で虫嫌いでもキャンプを楽しむ方法
虫が苦手な方でも、適切な虫除け対策を施すことにより、キャンプを充分に楽しむことが可能です。
虫を理由にキャンプを諦めてしまうのは非常にもったいないことです。そのため、虫が苦手な方も楽しめるように、事前にしっかりと虫除け対策を計画しましょう。
虫除けには、やりすぎということはありません。可能な限り徹底的に対策を行うことで、安心してキャンプを楽しむことができます。